2012-06-18

ポータブルアンプ(20120415)


またまた遡った話題ですが
いつかそのうち作ろうと思っていた演奏用の便利機材を作ってみたというお話です。

ただ 最近はギターを弾くことが億劫になってしまっているので
いつかそのうち と思っている間に演奏の機会そのものが無くなってきています。
なので実は自分のギターライフの持ち物として必要が無くなっているかも知れないものでもあります。

ところで 今年も4月に誕生日ライブを行ないました
(昨年から自分は弾かずに音楽仲間に集まってもらって
皆に私好みの曲を演奏をしてもらう会になっています。)
3年前までは誕生日ライブでは自分のイラストも飾っていたんですが
もう飾りたくなるような作品は全然増えていないので
去年と今年は作品の展示はやめにしました。

そして 3月末にU1ラックサイズのエフェクトを処分したので収納していたケースが空きました。

で そのケースを眺めていたら積年の「いつかそのうち」の一品を「このケースで作ろう」と思い立ち、
だったら ライブには必要な道具なので
4月の誕生日ライブで自分の最近の唯一作品としてお披露目しようと思い
ライブ前の2週間ぐらいで作ってみました。



私のギターはアコギのソロ主体なので 機材の最小構成としては
リバーブと小型のアンプがあれば基本的にはそれで良いんです。

ただ ソロのみでプログラムが作れるほどのレパートリーも演奏力も無いですし
またソロとは別の楽しさもあるので↓こんな風な一人二重奏もやります。
「月光」 / 「アストリアス」

一人二重奏をライブでやるための道具としては先ず事前録音部分の再生機と
現場のギターの出力を合わせるためのミキサーが要ります。

事前録音は自分で弾いてはいますが要するに伴奏のカラオケです。

カラオケから先に音を出してその音に現場のギターが乗っていくのなら
仕掛けも道具も簡単なんですが
現場のインテンポのギターソロ演奏の途中から
カラオケ(伴奏)の音が出てくるようにするのはチョッと仕掛けが難しく
フットスイッチやら それ用のコードとか細かい道具も増えてきます。

細かい道具が増えてくると忘れ物の心配をしたり 
現場では配線やセッティングに手間が掛かったりで
数分の演奏のためには割に合わない余計な労力まで増えてきます。

なので いつもなんとか道具の簡略化をしたいと思っていて
とりあえずここ数年の道具の簡略化としては
リバーブ付きの↓このポータブルアンプを使ってきました。
AXL thinamp



この携帯性で音がこれなら10~20人ぐらいのお店でソロを弾く分には申し分ないというレベルの品物です。



ただ これ以外の道具もそれぞれ壊れないように梱包してカバンに入れると 手荷物としては結構な量になりますし
現場での配線やセッティングの手間もそれほど簡略化されるわけでもありません。




それで ほとんどの道具を結線したままで持ち運べるケースをいつか作ろうと思っていて
今回作ったのが そのケースです。



中のスピーカーとアンプ+エフェクトの基盤部分は前出のポータブルアンプを分解して取り出しました。

もとのケースはプラスチックで軽く華奢なもので厚みも無かったので いわゆる箱鳴り感がありませんでした。


なのでスピーカーは木のボックスを作り そのボックスをU1ラックケースに固定しました。ボックスは何の計算もしていないナンチャッテ仕様ですがいちおう内側の形はバックロードホーンになっています。

スピーカー本体をボックスに固定する金具にちょうど良いのが無くて手こずりましたが ホームセンターの金具売り場でふっとひらめき、顔みたいにできたので気に入っています。

またケースを実質的にカバンにもしたいことからSPボックスをケースの上のほうに付けました。
このことでスピーカーの位置がギターの演奏位置程度に高くなり実際の演奏時に良い効果が出せたと思います。




基盤部分はケースの横に固定。
あまりに雑な工作で まだつまみの名前も書いてありません。
(いつかそのうち…)

基盤は薄いのでスピーカーの下はまるまる空間で、
必要な道具は全部結線をしたままでも充分に入ります。







結局全部リサイクル品で見栄えももう一つ感がありますが
死蔵で無駄にスペースを取っていたものを有効な形に生き返らせたこともあってなかなか気分が良いのです。

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